玄関に銃撃を受けて白鷺小・城南地区の住民に深くお詫びをする

 組員の社会復帰支援NPO代表宅 玄関に銃撃跡・・・読売新聞

 

 俺も歳を重ねた所為か、最近むかしの夢をよく見る。

 その夢が暴力団組長だった頃のことになると、修羅場の地獄絵と重なる。

 

 夢から醒めて しみじみ暴力団員でないことに喜びを感じる。

 

 この歳になって 大義のない戦さをして発砲事件を起こせば、ガラス割りでも10年近くの懲役に行くことになる。

 発射罪が併合されるからだ。

 

 今の俺が事件を起こせば、たぶん生きて娑婆に戻れないだろう。

 

 そうなれば事件後 自決するしか無い訳だが、幸い俺は そう云う事件を起こさせない側に居る。

 

 俺は カマシを入れられて引っ込むようなタマでも無い。

 どうせ人間一度は死ぬと思っているからだ。

 

 俺も歳に不足は無い。

 この命をくれと云われれば、安い命だが くれてやる。

 

 若し 俺の活動が目障りだと思うなら ガラス割りなどせず、俺の心臓を一発で打ち抜くぐらいの覚悟で向かって来て欲しい。

 

 俺はいつも一人で堂々とジョギングをしているから狙い易い筈だ。

 漫画チックな話しだが、そこで俺が倒れて伝説の男になれば「男冥利」に尽きると云うものだ。

 

 俺は 男の生き様も大事だが、死に様の方がもっと大事だと思っている。

 

 その俺の男としての死に様を、俺を慈しんでくれた嫁や家族 それに友人や弟子たちに見て貰うのが俺のささやかな望みだ。

 

 ・・・惜しまれてこそ「花」だと俺は教えられて来た。

 そんな俺が、玄関に銃弾を撃ち込まれて 泣き寝入りをする訳には行かない。

 

 改めて 今の社会に暴力団は必要でないと訴えたい。

 これから先も 暴力団が必要悪となる時代は、もう二度と来ないだろう。

 

 そう云うことを考えると 官の出先機関のような存在だが、NPO法人を立ち上げ 暴力団員の更生を促す俺の活動は、時代が求める天命と云っても差し支えないだろう。

 

 俺もそろそろ冥土へ行く支度をしなければならない歳になった。

 俺がテロで倒れた時 反社会主義撲滅の炎が立ち上がれば、これこそ男の本懐とするところである。

 

 余談だが 俺の事を心配してブログを書くのは そろそろ潮時やで、と云って諌めてくれた友よ。

 忠告を無視して 命を粗末に考えるが許してほしい。