保守系の論点

 最近は世の中の動きが早過ぎて、我々一般人には 到底理解し難いことが多々ある。

 

 それでも民主主義国家として こんにちまで日本は繁栄して来た。

 

 しかし、これからは国民が今までのように綺麗な面ばかりを見て過ごせる時代は来ないだろう・・・

 

 これは 言論の自由が保障されている事と、インターネットの普及による弊害でもある。

 

 十人十色と云うが、人それぞれ考え方も思想も違う。

 

 時の政権や 国家に対しての認識も、主義主張が違えば異なるのは当たり前だ。

 

 世論がひとつになると云うのは、人間の本質として不可能だと俺は思う。

 人間個々の考え方にもよるが、表があれば裏があるからだ。

 

 安保法案が良い例だろう。

 

 俺は 民主党の保守系議員が対案を出そうとしているのを新聞で見て、これが政治の基本だと思った。

 反対だけでは 理屈が合わないからだ。

 

 今回の維新の党の政治活動を見ていると それが良く分かる。

 

 政治と云うのは生き物なので 何がどう変わるか予測もつかないが、世論と云うのも同じような気がする。

 

 振り返れば、昨年暮れ 安倍政権は安保法案を選挙公約に掲げ 大勝した。

 それが可決された途端、今の騒ぎだ。

 

 ・・・日本の夏は暑いものだと昔から解かっていたが、それでも我々が子供の頃の夏と今とでは 隔世の感がある。

 

 人類の進歩の中で、地球環境も違って来た。

 

 今の日本を内視鏡で見ると、我が国を取り巻く国際情勢と云うのが 少しずつ見えてくる。

 

 ズバリ! 日本の未来を どう捉えるかで 心の動きも違って来る。

 

 我々は 目の前に横たわる難関を ひとつずつクリアして行かなければ、世界の動きに付いて行けない。

 

 日本が 刻々と動く国際社会に、どう対処して行くか・・・

 

 国民として じっと目を凝らして見守るより外ないだろう。

 

 戦後70年と云う節目の年を迎えて、移り行くニッポンの姿が俺の薄っぺらい脳裏を静かに駆け抜ける。