竹垣悟の人生数え唄

 ・・・いま現在 戦後70年が経ち、日本各地は平和ボケした社会となり ヤクザは云うに及ばず 半グレ集団 関東方面の金筋ヤクザは一体何を憂い、これから先の社会をどうして行こうと考えているのか?

 俺は知りたい。

 

 このまま、山口組が主体となって推し進める平和共存策を甘受して 生きて行くのか・・・

 

 それとも、いずれ迫り来る激動の時代を待って 一旗上げるつもりなのか、俺はこれから残された寿命を考える時、どうしても知っておきたいのだ。

 

 時代の流れに逆行し 抗争事件が勃発したら、可愛い若い者を懲役20年や30年、下手をすると無期や死刑になる事を承知で 反社会的主義を継続させて行くのか ハッキリ問いたい。

 

 間違った解釈で 侠道精神を唱和する若者の将来を考えると、俺は この歳になって心が痛む。

 

 すでに出来上がった今の既得権を守って縄張りを死守すると云っても、こう司法の手が厳しくては それもままならないだろう・・・

 

 只、むかしのように このまま親分 子分 兄貴分等の序列を守って、国家社会の為に貢献しようとする男魂は残しているのか こんな事も俺は知りたい。

 

 どうせこの先 何十年と静かにヤクザをしていても、衰退して行くのは目に見えている。

 

 それでも老骨に鞭を打って ヤクザ稼業に邁進して行くのか、俺は首領(ドン)と呼ばれるヤクザの親分衆に聞きたい。

 

 仮に 山口組の当代に 組織犯罪処置法で有期刑が課されると、下手をすると一生刑務所を出られない・・・

 

 それでも国家の方針に反し、このままの状態で極道社会を形成して行くのか?

 この問題は 大いに興味を唆(そそ)られる。

 

 俺だけではなく、この俺のブログの読者は 全て俺と似たような見解を持っていると思う。

 

 今のままだと最終的に ヤクザ組織も法律の壁の前に、完璧なまでに玉砕する以外ないだろう・・・

 

 その良い例が工藤会である。

 

 組織犯罪処罰法でトップ以下何人かが検察庁の手に落ち 裁判も長い期間かかり、場合によっては死ぬまで裁判闘争が続くだろう・・・

 

 そしてヤクザの生命線と呼ばれる上納金(会費)にまで 司法の手が伸びれば、暴力団組織は完全に魂の抜け殻のような組織になって行く。

 

 憲法問題が一段落すると、今度は暴力団問題に矛先が行くのは 今や日本の常識である。

 

 そう考えると、極道社会に未来はあるのかと云えば 俺は「無い」と答えざるをえない。

 何事も 何か有ってから対処するのでは、今の時代遅いような気がする。

 

 ここら辺の事を真剣に考える時代が身近に来たのではないかと、俺はしみじみ思う・・・

 

 俺個人の意見としては 市井の人で生き「時代の流れを待つ」のが無難なような気がする。

 

 世の中の流れに逆らって生きて行く程、愚の骨頂はないからである。

 

 余談だが、俺のように細々と地道に 普通の家庭で子供を育てるのも、また一味違った風味があって良いものだ。

 

 何事も継続は力なりである。

 

 今からでも遅くない。

 未来の子供たちの為に「義」のある生き方をするべき時が来たと 俺は思う。

 

 写真は、宅見事件の首謀者・吉野和利と 杵で餅を搗(つ)く竹垣悟。

 

 吉野和利は 幕末時代に人斬り以蔵と異名を取った 土佐の岡田以蔵の如く、中野会に敵対する者は 容赦なく抹殺して行った。

 

 吉野の最後は逃亡先の韓国で 謎の薬物死だった。

 考えれば 吉野も岡田以蔵と同じ道を辿ったような気がする。

 

 ヤクザの勲章を手にした男でも、最後は哀れなものだ。

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コメント: 1
  • #1

    勝田 (金曜日, 17 7月 2015 06:31)

    竹垣 悟会長様

    私の身近にて

    ヤクザから離脱して、社会に溶け込まなければいけないのに些細な事ですぐに喧嘩になる。
    何か当時の勢いなのか、堅気になりきれてない方がいます。
    竹垣会長は本人が信念を持って堅気になって社会人になろうと思うなら、会長と一緒に五仁會で更生活動を始めて行こう等、社会からの落ちこぼれや暴力団からドロップアウトした人間と一緒に、国家社会に貢献してみたいとおっしゃられています。
    特定非営利活動法人 五仁會のブログで会長の大ファンになってしまった一人ですが、私個人で何が出来るのかといえば、今のところ五仁會の活動を理解し応援する事で、またこの先は少しでもお役に立つ事が出来ればと考えております。

    以前の話になってしまってすみません。
    自宅近くに回転焼き(御座候)を発見しました。早速行きます。
    これは、私の大切な思い出ですので。