『龍三と七人の子分たち』の実情・・・

 ゴールデン・ウィークに入った。

 

 今年は姫路城が改築されて グランドオープンし、その記念として第66回「お城まつり」が5月2日から始まった。

 5日までだが、街中が活気で溢れている。

 

 俺は半世紀以上も姫路城を見ているが、こんな華やいだ姫路城を見るのは初めてだ。

 

 写真は5月1日・午前0時に、姫路城の前に立つ俺の姿を撮ったものだ。

 見事にイルミネーションされ、芸術的な幻想を醸し出す姫路城の偉容は圧巻である。

 

 俺は姫路市の観光大使ではないので 余計なお世話だが、敢えてお国自慢を取り上げた。

 この姫路城を外国人が見て、俺の横で親指を立て「ワンダフル!」と云っていた。

 

 これが日本が誇る 世界文化遺産の第1号だ。

 

 何事に於いても先人の苦労があり、いまの平和と繁栄がある。

 

 山口組も平和共存主義が定着し、篠田建市六代目の姿が 徳川家康の人生に重なる。

 それだけ暴力団社会も天下泰平の時代になった。

 

 その裏で流した血の数以上に涙の数は多く、数字では述べられないほど膨大なものだ。

 

 ・・・あと数年もすれば 憲法が改正され、一発の銃声で 反社会的集団は脆くも崩れ去る危機にある。

 

 組織犯罪処罰法という法令が強化され、指定暴力団の脅威となるからだ。

 これは「官民一体」となって、暴力団追放に向けた施策が功を成した結果と云えよう・・・

 

 いくら偉そうな事を云っても、人間ひとりのちから等 たかが知れている。

 官民を問わず、俺のように度胸の据わった人間が何人か集まれば 世の中に風穴を開ける事が出来る。

 但し 反グレ集団とかは論外だ。

 

 さて 話題を今回の題名に絡めよう・・・

 今、世間で評判の 北野武監督・藤竜也主演の「龍三と七人の子分たち」のように、ジジイが活躍する時代がやって来た。

 

 時代の流れに付いて行こうと思えば、いつまでも「年や!」と云っている場合ではない・・・

 

 これが高齢化社会を迎えた現実なのである。

 

 暴力団社会も トップクラスは皆 ジジイになった。

 俺も 藤竜也演じる龍三ではないが、あと何年かすればジジイの仲間入りをする。

 それだけ時代が流れたと云う証拠だろう。

 

 山口組は田岡一雄三代目組長指導の下 綱領が作られ、組員は侠道精神に則り 国家社会に貢献するように定めた。

 この綱領を 山口組は末端に至るまで、月一回の総会で復誦(ふくしょう)しているはずだ。

 

 俺がむかし 極道社会から破門状が出たのは、すでに述べた。

 この破門状一枚で、俺の人生は180度反転した。

 

 人は皆、自分ではばたく羽根を持っている。

 その羽根を 暴力団と云う看板が邪魔をしているのだ。

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コメント: 1
  • #1

    たけし軍団・アル北郷 (月曜日, 11 5月 2015 13:10)

    題名が途中変わりましたね。
    竹垣代表は、ひょっとして藤竜也さん演じる主人公 龍三親分が、
    或る面 自分の分身のように感じられたのでは無いですか?
    わたくし達は、それが一番知りたいですね。
    映画観ていただけましたか?