実録・平成の鬼平こと 長谷川平蔵を目指して

 3月5日(木)俺は朝6時に起きて 風呂場で井戸水を頭から被り、眠気を覚ました。

 そして我が家の庭に鎮座する「地蔵尊」に合掌した。

 この日「姫路市立白鷺小学校」全校生による 我々スクールヘルパーへの「感謝の会」が開かれたのである。

 

 俺は8時に家を出て 学校に向かった。

 家から学校の南門まで 歩いて3分ぐらいで着く。

 城南地区連合自治会長を始め 11名が出席したのだが、どの人の顔も笑みに溢れていた。

 

 児童も全員 俺たちスクールヘルパーの顔をジッと見ている。

 童心のまま、俺たち爺さん・婆さんの顔を見ている。

 俺は この児童の純心無垢な顔を見るのが好きだ。

 

 巷では「児童虐待」や「いじめ」が頻繁に報道されるようになった。

 

 川崎市の上村遼太くん事件の内容を知るに付け、俺は憤りを感じる。

 主犯格の少年は18歳だと云うが、18歳ともなれば立派な大人だ。

 法律の改正により 選挙の投票権を18歳に引き下げようと云うのだから少年法も見直さなければなるまい。

 

 話しを戻す。

 小学校の体育館で感謝の会が終わり、家に帰った。

 家に帰ってから児童に貰った袋を開けると、記念品と一緒に児童からの手紙が入っていた。

 俺はこの手紙を見て、目に見えぬ神に感謝した。

 こんな俺に 労いの手紙をくれたのだ。

 俺は 生きていて良かったと、しみじみ思った。

 つい半月ぐらい前に、あの世へ行く支度をしようと 心の準備をしたのだが・・・

 

 俺は「感謝の会」に出席して ひとつ分かった事がある。

 小さな善意でも 社会に役立つ活動を続けて居れば、誰かが見てくれるということだ。

 俺のような突破者が ボランティア活動に目覚めて、地域の児童に感謝されている。

 これは地域社会が不安定な今の時代だからこそ、一服の清涼剤となるのだろう・・・

 

 鬼平犯科帳は 池波正太郎渾身の世界であるが、史実によれば 日本初の更生施設を創設したのが長谷川平蔵とある。

 俺のような異形の男が 更生活動に携わるのも、時代のうねりというものだ。

 

 俺たち五仁會と同じような活動をしている団体のひとつに「全国保護司連盟」がある。

 この団体が発行する「更生保護 日女道(ひめじ)」を読んだが立派なものだ。

 社会を明るくする運動にも取り組んでおり、この活動も今や64回を過ぎた。

 刑務所の中で 俺は保護司に世話になった。

 俺の更生を期して 手紙をくれた保護司も居た。

 

 俺は法務大臣が委嘱する保護司のような 立派な経歴はないが、犯罪者に対する更生支援の熱意だけは 誰にも負けないつもりだ。

 保護司になるには 社会的信望が一番の条件とある。

 残念乍ら、俺にはこれを裏付ける経歴がない。

 俺のブログを見れば一目瞭然だ。

 

 品行方正に生きていれば いつか花咲く日も来ると思うが、俺はそこまでの聖人君子になれない。

 なりたいと思うが無理だろう・・・

 

 余談だが、3月1日(日)テレビ東京(大阪)放映の、日曜ビッグ バラエティ「激セマ繁盛店・第9弾」に 俺たち夫婦が客として出た。

 俺の50年来の友人である「もりした」へ、関東の芸人が名物のぐじゃ焼きを食べに来た時に 俺たち夫婦が居たのだ。

 この店は食べ歩き番組に21回出た程の有名店だ。

 番組中、行きたい店の第1位になった。

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コメント: 1
  • #1

    寺崎 (月曜日, 09 3月 2015 19:26)

    毎日のスクールヘルパーお疲れ様です。
    本当に社会の為の行動ですね。
    子供たちはきっと大きくなったらもっともっとありがたみを
    感じてくれるでしょうね。
    子供は本当に宝物です。ありがとうございます。