このページは 俺が気の向くまま原稿を書き、毎週月曜日の午後に公開しているのだが、最近マンネリ化して気怠さがペン先に滲(にじ)む。

　俺の人生経験や方向性を いくら書いても堂々巡りの人生論に過ぎないからだ。

　「講釈師、見て来たような嘘を云い」と むかしの人は云ったが、俺は嘘を語る程 しんどい男でもない。

　それだけに このブログを二年も続けて居れば、文章ひとつ作るのに苦労するのだ。

　電波芸人の如くテレビに出て、自分の持論を語るのが「男の花道」だと最近漸く解かって来た。

　だから俺は普段しゃべくりの練習をしているので「ギャラは安くて いいから、テレビに出たい」と知人に云ったのだが、今だに どこからも声が掛からない。

　自分では上品な顔だと思っているのだが、俺の場合 人から見れば 安藤昇ではないが、矢張りヤクザ顔に見えるらしい・・・

　そう云われてみれば 顔から首にかけて 無数の切り傷がある。

　暴力を本業とする極道社会を生きて来た俺の顔は、まさに「元・義竜会々長」そのものだ。

　イスラム国によるテロ事件で 平和だと云われた我が国に、衝撃と緊張感が走った。

　砲弾が飛び交うアラブの国は 問答無用の肉弾戦で、この地に入ってのボランティア活動にも限界がある・・・

　俺でも この前ヨーロッパに行った時 念の為、薄手の防弾チョッキ 1枚を持って行った。

　そして フランスに入ってから外出する時は、この防弾チョッキを着た。

　万が一の場合、嫁の横で戦わずホールド・アップするのは 男が廃ると思ったからだ。

　俺は「治に居て 乱を忘れず」の精神が、心の隅々まで行き渡っている。

　これは「極道時代」身に付けた 悲しい習性だろう。

　自分を護るのは、自分自身だと云うのが俺のスタイルなのだ。

　今の「国会中継」で「安倍晋三首相」追及に嬉々とする議員を見ると モラルの欠如した人間の本質を見る思いがする。

　こうなれば 国会議員も茶番だ。

　国民が何を望んでいるかを読むことで、国民生活が一段と向上する。

　政治家とは 国民が望む政治を語る人だと思うのだが、これも今の時代むずかしい課題になって来た。

　イスラム国が 我が国にテロを仕掛けて来たら、ニッポン国はそのテロを撃退する気があるのか・・・

　国民と我が祖国・日本の国体を護る姿勢こそが、憲法第9条の改正につながる。

　アメリカの占領下で行なわれた今の「日本国憲法」というのは、ニッポン人から「大和魂」を切り離す為に作られた憲法だと云うのを 今の政治家は知らないのだろうか・・・

　そう云う細やかな政治学を勉強しなくては、自分たちの主義主張に酔うだけである。

　思えば民主党が政権を取っている時、毎日のようにテレビに映し出される顔を見て 俺は少し食傷気味になったことがある。

　自民党がアメリカと同盟関係を大事にして来たのに対して、民主党が政権を取った時 中国（共産主義)寄りになった。

　これは以前述べた通りだ。

　結果、ニッポンの国は弱腰の外交に始終し、まやかしの国になった。

　そんな政治をして来たので、民主党は「国民の信」を得られなかった。

　俺は 政治家には良くても悪くても「温故知新」を掲げて 年寄りや女・子供が住み易い国を作ってもらいたい。

　年寄りでも その道一筋で来た人なら、腕が衰えない限り 生涯現役を貫く。

　職人とは そういうものだろう・・・

　俺の近況だが、昨春よりスクールボランティアで ほとんど毎日「子ども見守隊」として児童の下校時、旗を持って立っている。

　思えば、俺が極道として睨みを効かせてきた街で 小学生を相手に「さようなら」と云って頭を下げている。

　世の中は不思議なものだ。

　写真は、スクールボランティアで「子ども見守り隊」の旗を持つ俺だ。

　どうだ、格好悪いだろう・・・