無頼派の詩情

 ヨーロッパから姫路に帰って、8時間の時差というものを痛感した。

 

 人の「からだ」と云うものは正直なもので、体内時計により「からだ」が元に戻るには時間が掛かる。

 その時間は人によって様々だと云われるが、大体3日間だそうだ。

 成る程 俺も「3日」掛かった。

 

 そう考えれば 人間なんて小さなものだ。

 こりゃ「怪物君」もビックリの新発見だぜ・・・

 

 ・・・1月24日(土) 関西空港・第一ターミナルから10時15分発の姫路行バスに乗って高速道路を走り、12時35分頃に着いた。

 姫路駅から 大きな旅行カバンをゴロゴロ右手で引っ張り、左手に程良いボストンカバンを持ち 歩いて帰った。

 タクシーに乗れば良いのだが、俺は何事も心身の鍛錬だと思い 極力歩くことにしている。

 人間いくつになっても「からだ」が資本だと思うからだ。

 

 姫路に着いてバスから降りると、駅周辺のモダンで明るい町並みに心が和んだ。

 天下の名城・姫路城が改築されて「しらさぎ」が立っているような優雅さに変貌したのが大きな要因だろう・・・

 

 「女の色白は七難隠す」と云うが、建築物も白亜で出来て居れば無垢を表わし、一層存在感を増す。

 これは古代ローマ時代の建築家・ウィトレ ウィウスの発想だったか・・・

 俺も還暦を過ぎ 少し記憶力が衰えたようだ。

 

 1月25日(日) いま現在の町並みに修復した 石見としかつ市長の「平成27年度 新春の集い」に参加した。

 場所も会場も、五仁會発会式を行なった「ホテル日航 姫路・光琳の間」で 18時からの開演だった。

 石見市長の元気で明るい「挨拶」と「所信」を聞き、俺の血潮は沸き立った。

 都市計画の教授だっただけに 街づくりを立案し、実行させて来た実績は揺るぎないものだろう。

 

 4月に行なわれる姫路市長選に「3期12年」の実績と 現在進行中の計画を掲げ「4期出馬」を昨秋表明した。

 今回のスピーチを聞いて「姫路の躍動感」が より一層身近に迫り、俺の鼓動を打った。

 

 石見市長の話しだが、この前上京して 谷垣禎一・自民党幹事長や 太田昭宏・国土交通大臣に面談したと云っていた。

 地方創生のトップバッターに、53万4千人余りの市民を持つ「姫路市」が名乗りを挙げた。

 「継続は力なり」と云うが、堅実で実直な石見市長は 生涯現役を掲げ、姫路市政に名声を残すであろう。

 俺は政治に興味を持つ者として、石見元秀初代姫路市長と共に 石見としかつ市長を尊敬する。

 

 翻って、ハンガリーのブタペストだが ドナウ川船上レストランで遊覧船に乗り 川を航行してのパーティーは圧巻だった。

 写真が、俺のスマートフォンで船の上から撮った「ハンガリー」の国会議事堂である。

 旅と云うのは人の心に開放感を与える。

 その開放された心に「旅情」が宿るのだ。

 

 俺はむかし、刑務所で思うまま「空想」と云う心の旅をして来たが、今にして思えば幼かった自分が心に映る。

 夢は見続ける事によって 必ず実現すると云うが、俺の生き様は まさに この一言に尽きる。

 夢と現実のバランスが崩れた時、人は思考力の限界を知る・・・

 

 俺は骨太だが繊細な男だ。

 自分が実現出来ない夢は見ないようにして来た。

 捕らぬ狸の皮算用をすると、シャボン玉と同じで 手に掴んだ瞬間弾けるからだ。

 

 余談だが、1月27日(火)は 俺が敬愛する竹中正久親分の没後30年目だった。

 30年前のこの日から数日後、俺は神戸刑務所の独房の中で暗澹たる気分になった。

 そんな日を回想しながら 五輪塔に手を掌わせて来た。

 静かに祈りを捧げて 故人を偲んだ・・・合掌

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コメント: 1
  • #1

    大阪・三村 (金曜日, 06 2月 2015 03:35)

    会長!電話では、何度かお話させて頂いていただいている、
    大阪に居る三村です。
    ドラマな渡世後?(?は会長の感性ですが、)
    少年時代からの鳩に関する事を純粋に取り組んでますね!
    近いうちに、会長に面談(面会)したいと思っております。
    会長のブログで「姫路城へのイベント?」娘さんとの一葉で、
    「ほか弁」をとありました。
    何でもありませんが、いい光景が想像できます。
    娘さんに(会長ちゃいまっせ!)
    お菓子でも、お土産に持って行きます。
    会長にちゃいまっせ!「一花ちゃん」にですょ!
    (念を押しての重複の内容はご勘弁を!)
    文章の間違いがあれば、訂正もしくは、削除でお願いいたします。

    播州の後輩の三村