昭和時代にやくざになった者ならいざ知らず、今の時代に暴力団に所属している人間は、ほとんどと云って良いぐらい惰性に流された人間だ。
いつでも自分の命を捨てられるという理性の強い人間は、今や暴力団対策課の刑事によって潰滅させられた。
仁侠道とは、それだけ険しい道になったと私は思うのだが・・・
私は、しがないボランティア団体の代表だが、少しだけ人より大きな志しを持っている。
その志しが、裏側で舞台を支えて行けると云う見本を私が示す時が来たのだ。
今の時代に反社会的集団が存在していること自体、世の中の不条理だと私は思う。
組を抜ければ弱い自分を曝け出すようで怖い、というのが実像だろう・・・
刑務所に入って自分の立場を振り返る時、人間の弱さを知ることになる。
国家にとって暴力団とは、そんな弱い立場だろう・・・
今まさに男として、自分の道を切り拓くべき時代が到来したのだ。
集団的自衛権が閣議決定したいま、暴力団組織は侠客として蘇る時代が来た。
金も無く、虚しく落ちぶれて行く反社会的組織に居て何が求められるのか?
やくざにとって堅気になっても受け皿がなく、今更堅気になれないというのが本音だろう・・・
私にはそれが良く分かるのだ。
・・・私は当初、本を出したいと思った。
しかし自分の文章を読むと、金の取れる文才はないと思った。
要は、本を書いても売れない文しか書けないのだ。
だから後学の為に、こうしてブログを綴っている。
これが私に与えられた天命だろう。
私のような欲のない男が、時代を動かせるのかも知れない。
私は将来のある若者を「義竜会」という看板で縛って来た。
そして、その若い者たちの親を泣かせて来た。
これは私の人生に於いて責めるべき過去であろう・・・
いくら元ヤクザが格好の良いことを書いても所詮、絵に描いた餅なのだ。
それぐらいは私にだって分かる・・・
私のような男に興味を持って貰えるなら、世の中の悪を眠らせるような社会を実現して貰いたい。
・・・口先だけで人を騙す奴。
オレオレ詐欺で、人の情けを踏みにじる奴。
暴力団の組長というだけで、踏ん反りかえっている奴。
こんな奴が世間にのさぼっていること自体、世の中がおかしくなった証拠だ。
話題を替える。
人間困った時に神頼みをすると云うが、全くその通りだろう。
私も生死の淵を彷徨った時、そんな経験がある。
人間の本性というのは弱いものだ。
私が暴力団という組織を離れて、ひとりのおとこ として自分を見つめ直すと、色んなものが見えて来る。
命より大切なものがあると、この歳になって初めて分かった。
神とは、人類最大の知恵にして、偉大なる魂の集約所である。
私は、いつの頃か目に見えぬ神に向って恥じる心こそ、人の心の誠だと思った。
あれっ、これは明治天皇の御製の一部だったっけ。
あの世が近くなった分、神の存在も近くなったのだろう。
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五仁會 理事長 宮前篤 (月曜日, 07 7月 2014 14:47)
このコメントを読んでるアンタ!
やくざを止めたら五仁會に来たらええがな。
少しでも世の中に役立てる様にみんなで頑張って行こうや。
俺は、大西組の若頭として18年間服役した。
そして出所して、たった3ヶ月で山口組と決裂し、勲章を捨てた男や。
その俺が竹垣悟という男に惚れて、額に汗して頑張っとるんや。
あんたも一緒に頑張ろうやないか。
山平重樹著の「心を奮い立たせる仁義なき戦いの名セリフ」には感動した。
山口組の為に、否認で獄中18年を務めたけど無駄な懲役やった。
竹中組が無いようになってしもたからや。
この本を読んで俺の身の上が、少しは理解出来たよ。