題名のこの言葉は、東映ヤクザ映画全盛の頃に活躍した女優の藤純子の父親で、名プロデューサーの俊藤浩滋が自分の部屋の壁に貼り座右の銘にして居た言葉だそうだ。
私はこの言葉を俊藤浩滋の「任侠映画伝」(講談社刊)で知り、私自身この言葉に魅入られて今日まで来た。
また私は
・・・人生は夢を追い
そして夢に泣き
それでも なお
夢を追う・・・
と云う言葉が好きで、この言葉を座右の銘のひとつにしている。
私はどうしようもなく辛い時とか悲しい時に、深夜ひとり応接間に入り、硯(すずり)箱を出し墨を磨(す)って小筆で、この言葉を書く時がある。
そして心を落ち着かせて明日への夢を再度、心の奥底から引き出すのである。
この言葉は、私が東映の大部屋に居た頃、初恋の人からの手紙に添えてあった言葉だ。
余談だが・・・
親おもう 心にまさる 親ごころ 今日の音づれ 何と聞くらん・・・とは吉田松陰の有名な短歌である。
竹中正久も吉田松陰のこの短歌と同じように私を大事にしてくれ、私如き男に生命の灯火を残してくれたのだ。
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