五仁會飛躍の年の決意をこめて

 曹洞宗大本山・永平寺の除夜の鐘をNHKで聞き、今年は諸行無常の響きを感じ

ながら年を越して居ると思います。

 

 私は一旦、こうと決めたら融通の利かない荒らぶる獅子のような突破な性格で

喪中なのに年賀状を書く馬鹿な男です。

 

 人の世のはかなさを考えると、華甲を過ぎた私にとってこれからの人生はずっと

喪中かもしれません。

 

 むかし昭和残侠伝と云う映画がありました「心の中に唐獅子が居て人を斬ったら

泣くような男、それが高倉健の男心でした」

 やくざの親分も、そんな高倉健を、お手本にしていたら今頃は侠客だらけの

良い世界になっていたと思います。

 

 日本人としての誇りと大義を理解出来ない奴が、暴力団組長として幅を利かせて

いるのが私には許せないのです。

 

 後か先かの違いだけで結局人は皆、あの世に逝きます。

ならば、三途の川で鬼を集めて相撲を取れるだけの気魄を残して、冥土に旅立ちたいと念じます。

 

 喪中にて、切ない賀状になりました。

 今年が五仁會にとっては飛躍の年となりますように・・・

 また皆様方にとっては、朗らかな一年でありますように・・・   癸巳元旦

               特定非営利活動法人 五仁會代表  竹垣 悟拝